
スペクトロライトスペクトロ・ラブラドライト
スペクトロライトはフィンランド産の高級ラブラドライトで、虹の全色を含む強烈なラブラドレッセンスを持つ宝石質の派生石です。希少価値が高く、世界的に評価されています。
基本情報
スペクトロライトはフィンランド産に限定される希少なラブラドライトで、強烈な虹色の光が特徴です。高級宝石として扱われ、一般のラブラドライトとは品質基準が大きく異なります。
- 正式名称
- ラブラドライト
- 和名
- 曹灰長石
- 英名
- Spectrolite
- 別名/流通名
- スペクトロ・ラブラドライト
- 主な産地
- フィンランド(ユルマ地区) :
- スペクトロライトの唯一の本場。氷河の侵食を受けた特殊な地質環境で形成され、青・緑・黄・橙・赤・紫といった全スペクトルの光が出る個体が多い。 非常に強いラブラドレッセンスを示し、光の角度によって劇的に色が変わる。透明度は低いが、地色が黒くコントラストが強いため発色が際立つ。 宝飾業界で最高級ラブラドライトとしてブランド化され、高級ジュエリーにも採用される。
鉱物情報
スペクトロライトは光干渉による強烈な多色性が魅力で、鉱物データ自体はラブラドライトと同じです。ただし品質基準ははるかに厳しく、高級宝石として扱われることが多い石です。
- 組成
- (Ca,Na)(Al,Si)₄O₈
- 比重
- 2.68〜2.72
- 硬度
- 6
- 結晶系
- 三斜晶系
- 透過性
- 不透明
スペクトロライトはほぼ不透明で、黒い地色が光学効果を際立たせる。
- 蛍光性
- 弱い(青、白)
長波UVで淡く反応する個体がある程度。光学効果の主役は蛍光ではなく、内部の干渉構造。
- 取り扱いの注意点
- 衝撃に弱い
- 熱に弱い
- 化学薬品に弱い
特徴と由来
スペクトロライトは一般ラブラドライトでは見られない強烈な虹色の輝きが特徴です。特に赤や紫が出る個体は希少で宝石質として非常に価値が高いです。
- 色
- 黄緑青オレンジ紫黒
- 外観の特徴
- 黒地に虹色の閃光が走る。特に赤・紫を含む多色性が強力で、一般ラブラドライトよりコントラストが極めて高い。
- 生成環境/形成過程
- 氷河の作用を受けた特殊なフィンランドの岩体で形成され、微細構造の層状分離によって強い干渉色が生じる。
- 発見/命名の由来
- 1940年代にフィンランドで軍用資源調査中に再評価され、「スペクトル(光の全色)」からSpectroliteと命名。
- チャクラとの関連
- 第6チャクラ(サードアイ/藍・紫)
- 誕生石
- 該当なし
- 星座石
- 射手座
- 干支石
- 該当なし
- 希少性
産出地域が限定され、宝石質はさらに少ないため市場供給は極めて限られる。高品質になるほど高値で取引される。
パワーストーンとしての効果
スペクトロライトはラブラドライトの中でも特にエネルギーが強いとされ、霊的洞察・創造力・守護を高める力が強いといわれます。特別な力を求める人や転換期にある人に適した石です。
歴史/伝承
スペクトロライトは古代から知られていたわけではないが、フィンランドの民族伝承には「光の妖精が岩に宿した魂のかけら」という語りが残る。暗い岩の中に閉じ込められた光が、特別な時にだけ表出すると信じられ、村の守護として扱われていたという。
1940年代、フィンランド軍が国内資源調査を行う中で、現地の鉱山技師がこの石の強烈な発色に注目した。通常のラブラドライトでは見られない赤や紫の光が視認され、宝石としての価値が再評価されるきっかけとなった。
その後、フィンランド政府はスペクトロライトを国家的鉱物資源としてブランド化し、高級宝飾品として輸出。欧州の宝石市場でも大きな注目を集め、ラブラドライトの中でも別格の存在として確固たる地位を築いた。現在では世界的に希少な高級石として認知されている。
